
さてコロナウイルスで世界経済が破滅的打撃を受けていることを受けて、全世界の国家はどうしたら国民生活を救済できるのか知恵を絞っています。
この最中に浮上して来てるのがMMT理論(現代貨幣理論)と言われる経済学です。
いわく今までの経済学は天動説、MMTは地動説である。
貨幣(通貨)とは何か?
このことは私の前の記事でもコメント欄で議論になりました。
MMTが何なのかは動画をご覧になってください。
で私がどう思うかですが
私はMMTの貨幣あるいは通貨理論は「理論的には」正しいと思います。
ただ「ふに落ちない」のです。
財務省も今までの経済学者もMMTに納得していないようです。そんな彼らをMMTの論客三橋氏は「頭のいいバカの経済学」と呼びます。
私はこれを聖書的視点から考えてみました。なぜふに落ちないのだろうかと。
まずお金とは何かです。
ここではいわゆる金貨、銅貨などの貨幣ではなく、フィアット通貨、すなわち円やドルのような紙幣、もしくはデータとしてやり取りされる通貨を指します。
私は前のFB記事で議論した時に、MMT理論家はお金の価値を何が規定しているのか説明していないように思いますと言いました。私はお金は現物価値に裏付けられないなら、その価値は何によって規定されるのか問いました。
このお金とはヨーロッパのおそらくユダヤ人たちが考え出したものです。ゴールドスミスと呼ばれる金匠、つまり金の管理保管商たちが金現物ではなく、金の交換約束手形を紙幣として流通させることを考え出したことに起源を持ちます。
これが近代の銀行の始まりと言われています。
この辺は動画をご覧になってください。
ただ私がふに落ちないのはそこからです。
現代の銀行制度を見た時不思議なのは、例えば私たちのお金が銀行に100万円を預けますと、銀行はそのお金の10倍のお金1000万の9割900万を外へ「データ上」貸し出すことができます。この900万が「信用創造」と呼ばれるもので、銀行は保有している100万を準備金として、現実に所有していないお金を貸し出すことによって、その利子で儲けることができるのです。
だから預金者がみなで銀行に引き出しに殺到すれば、銀行は現金を支払うことができません。実際のお金はデータ上にしか存在せずに、銀行は現物を所有していないからです。
現代の通貨はこのように金などの現物価値に裏打ちされないまま、人間の「脳内の信用」というマジックによって動いているわけです。
これはゴールドスミスが実際に所有している以上の金交換手形を発行して、その利子で儲ける発明から始まったからです。
現代の資本主義はこの原則から始まりましたが、これはある種のマジックであり、言い方をかえれば詐欺です。
MMT理論は現代貨幣を説明する分にはその通りでしょう。問題はその現代貨幣そのものが詐欺であるなら、これは神様が人間に意図されたものだったのか?ということです。
聖書の黙示録にこう書かれています。
“彼は力強い声で叫んだ。「倒れた。大バビロンは倒れた。それは、悪霊の住みか、あらゆる汚れた霊の巣窟、あらゆる汚れた鳥の巣窟、あらゆる汚れた憎むべき獣の巣窟となった。
すべての国々の民は、御怒りを招く彼女の淫行のぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と淫らなことを行い、地の商人たちは、彼女の過度のぜいたくによって富を得たからだ。」”
ヨハネの黙示録 18章2~3節
私はこのバビロンの淫婦とはいったい何を指しているのだろうかと考えて来ました。
わかるのは、淫婦はあらゆる国家と商人の富の源泉であったということです。
そして今日も世界の富は一部の超富裕層にますます集約されつつあるのです。
スイスのチューリッヒ工科大学である研究がされ、スーパーコンピュータにより、世界を動かしているのは、世界のトップ企業70社あまりであり、そのほとんどが銀行とそのネットワークであったことが裏付けられました。
“正しい天秤、正しい重り石、正しい升、正しい容器を使わなければならない。わたしは、あなたがたをエジプトの地から導き出した、あなたがたの神、主である。”
レビ記 19章36節
聖書は正しい秤を用いなさいと教えています。ゴールドスミスが考え出した所有していない金の交換手形、そしてそこから生まれた現代通貨とは果たして「正しい秤」なのでしょうか?
そうでないとしたら、神様は黙示録の時代において、この世の富を築いて来た通貨マジックそのものを破綻させられるのではないか?とも思えるのです。
これは私の想像に過ぎませんが。
だからMMT理論がいかに現代通貨経済をうまく説明できたとしても、だからその行き着く先が何なのかは、彼らにもわからない。
私にはそう思えるのです。
