
「私の杞憂」
私が一番気になっていることは、実はウイルスの収束が、ということよりこの中央銀行の急激な資産増大だ。元々世界の貿易決済に使われる基軸通貨ドル💵は、戦後最強の米国に世界中の金が備蓄され、その金と交換(兌換)できることにより、その通貨の価値が担保された。それが米国からの金の流出からニクソンが金との兌換を停止、いわゆるニクソンショックがあった。しかし米国は中東の産油国に強大な軍事力で睨みを効かせることを通じてOPEC石油価格をコントロールして来た。こうして石油がドル💵で決済されるから基軸通貨ドル💵の価値は担保された。しかし冷戦後ロシアがEUのエネルギー源、中国の経済力により台頭し、米国が中東での影響力を失いつつある中で、比例してドル💵の価値は担保されなくなる。もうOPECは米国の意のままにならず原油価格は暴落している。確かに未だに世界経済において7割の決済を持つドル💵は、有事においてまたこのウイルスパンデミック🦠において存在感を増している。しかしその基軸通貨発行権を持つ米国中央銀行FRBのこの資産バブルは、近未来に何を起こすのだろうか?
金と石油という価値の担保が失いつつある中、ドル💵の価値は何により担保されるのだろう?ドルの価値は米国債の価値でもある。だから世界は米国債を買い支え、米国は対外赤字がどれだけ増えようと超大国であり続けた。そして日本の対外資産のほとんどは米国債だ。米国債保有第二位の中国はすでに米国と対立関係に入った。米国債の価値はドルの価値、その通貨こそが覇権の源なんだ。FRBの幹部は米国の失業率は今後30%になるかもしれないと言っている。私は中央銀行FRBの「打ち出の小槌」が「無から有を生み出す」ことができる限り米国も世界経済は何とかなると思っているが、それが破綻する時には世界にいったい何が起こるんだろうと。これは私の杞憂に過ぎないのかしら?
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