最新ニュースを読み解く

記事を書いておられるロゴスミニストリーの明石牧師は、明石さんの豊富な聖書知識やイスラエルに対する見識で、私もいろいろ勉強させてもらっています。

ただ明石さんの神学はいわゆるディスペンセーションですし、政治的にも私とは異なる立場にあります。

記事中の以下の下り
「ちなみに、ソレイマニは、対米テロ戦を現在進行形で指揮していた工作員であり、米軍は合法的にイラク国内で活動していて、自らテロ対象になっていたので、ピンポイントで殺害したということで、国際法的には、まったくの合法です。」は彼の政治的立場をよく現しています。

私はこれと反対の見解を最近読みましたので、こういう意見もあるんだという意味で紹介しておきます。

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この攻撃は、米軍が1月3日に防衛隊のスレイマニ長官を殺したことへの自衛的な報復だった。

攻撃対象の2つの基地のうちの一つは、米軍がスレイマニを殺害した無人戦闘機を発射させた基地で、イランは国連憲章51条で許された自衛権に基づいて合法的に攻撃を挙行した。

イラン政府は、事前にイラク政府に攻撃を通告し、イラク政府が米政府にそれを伝達した。米軍は、標的にされた基地から要員などを避難させ、死者が出なかった。イランのミサイルは、基地の中の人がいるかもしれない宿舎でなく、無人の可能性が高い飛行機の格納庫などを標的にしていた。しかもミサイルの何割かは爆弾を搭載しない空砲だった。ミサイルは標的に比較的正確に命中しており、イランは米軍基地を大きく破壊するのなく、イランのミサイルが高性能であることを示す目的があった感じだ。〜

スレイマニは、イラクの仲裁によるサウジアラビアと和解交渉という公務の執行のためイラクに到着した直後に米軍に殺されている。米国のスレイマニ殺害は、国際法違反の戦争行為だ。〜

イラクの議会はすでに、米軍に撤退を求める決議を可決し、イラク政府が正式に駐在米国大使を呼んで撤兵を要請した。トランプは「イラク人のほとんどは米軍駐留の継続を望んでいる」と大ウソを言い「イラク政府が米軍基地の建設にかかった費用を弁償しないと撤兵しない」と言い続けているが、すでにイラクでは法的に米軍駐留が違法なものになっている。シーア派の民兵団は、米軍基地や米大使館の敷地を日課のように砲撃し始めたが、民兵団は「砲撃は、違法な駐留を続ける米軍を出て行かせるために必要な行為だ」と言っており、イラク国内では正当な行為とみなされている。米軍はおそらく11月の米大統領選挙より前にイラクを撤退する。トランプは今回「いずれイラクとシリアの両方から撤兵したい」と言っており、イラクと同時にシリアからも撤兵する。同時にバーレーンやカタール、トルコの米軍基地も閉めて、中東から総撤退する可能性がある。

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トランプがイラク米国大使館が暴徒に襲撃されたのがスレイマニの命令だと非難すれば、イランは米国がイラク民兵団の基地を攻撃して25人も殺害したからだと反論します。米国がイランの米国大使館占拠事件を持ち出せば、イランはパーレビ国王を擁立して米国傀儡の独裁者にしたのは米国ではないかと非難します。

米国がイラン革命防衛隊をテロ組織に指定すると、イランは米国をテロ国家に指定しました。

実際のところ、私はこれはプロレスを見ているようなものだと思っています。つまりお互いがここまでやって手打ちにしましょうみたいな。イランは国内的には戦果を誇示し、トランプは死者は出なかったと言って経済制裁するだけ。

神様はこれをどう見ておられるのでしょうね。

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