「日本インテンシブの感想」1

「日本インテンシブの感想」1
今回の開拓者研修で感じたことをいくつかシェアします。実は修了日に参加者インタビューを受けましたので、後で動画配信されると思います。
まず「福音中心」の価値観です。
この福音中心とはCPI(chuch planting institute)ですでに福田牧師や木村牧師から学んでいたことなんですが、本当の意味はわかっていませんでした。今回理解できたのは、福音は信じる時だけ聞いて救われたら、後は礼拝出て単に生活することではなく、日々福音の真理を生活全てに適応していくことなんだということです。
これを例えば牧師に当てはめると、牧師は自分の教会の数的成長によって自己達成感を得ます。そのために自分の礼拝やイベントに「信徒を囲い込み」動員しようと「人を利用し始める」のです。その結果信徒に「行いにより救われる」ような印象を与えてしまうわけです。
福音に照らせば、私たちはキリストの十字架により罪赦されて「何の働きもない者が信仰によって救われる」はずなのですが、牧師の言動にいつの間にか律法主義が入り込んでしまうのです。これは牧師の中で「教会の数的成長、成功した牧師が偶像」になってしまう状態です。ですから牧師は自分の偶像に気づき、それと決別して、福音、すなわち「何の働きもない者が信仰によって救われた」自分を思い出さなければならないわけです。そして信徒も「神の恵みにより救われた」喜びから自発的に信仰の行動を起こしていく。このような内面の「福音による刷新」が最も重要であり、この福音による刷新を教会文化とする。これがCTC(City to City)の中心的価値観です。だから講師の方からも自分の数的成長を誇る方は1人もおらず、自分の失敗を恐れることから解放されることを学びました。
これはわかっているようで実はわかっていなかった。いつの間にか自分の中に偶像や律法主義が入り込んでいたことに気づかされました。
急速に成長する教会がいつの間にか弟子訓練の過程でパワハラセクハラの温床となりカルト化してしまうのは、まさしくこの福音中心から脱線した状態だったわけです。