「原爆投下は国際法違反」

1945年8月6日広島に原爆が投下された。続いて長崎に。
日本人はあの原爆二発で骨抜きにされたと言っても過言ではないかもしれない。

よくロシアは不可侵条約を破って北方領土を返さないから不法国家だと言われる。

では米国が人口密集地域に焼夷弾をばら撒き、原爆を落としたことはどうなのだろうか?

私はロシアが北方領土を返さないのは、日本が戦後本当の意味で米国から「独立」していない属国だと考えているからだ、と思っています。つまり原爆を非難することもできないで、領土のことばかり言う、「米国にお伺いを立てないと何も決められない国」だとなめられているんです。

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中国新聞(本社・広島市)の2007年8月6日付朝刊記事によると、当時の日本政府は、長崎への原爆投下の翌日、国際法違反であるとしてアメリカ政府に抗議していた。

それは、原爆使用は、ハーグ陸戦条約の付属書陸戦の法規慣例に関する規則第22、23条に違反しているというものだ。条文では、交戦国は兵器の選択について無制限の権利を持っておらず、不必要の苦痛を与える兵器などを使うことを禁じている。これを受けて、日本政府は、使用を禁じられている毒ガスなどの兵器を原爆が凌駕しており、多数の市民を無差別に殺していると非難していた。

そして、戦後になっても、この問題は残り、東京地裁は1963年12月7日、原爆投下は国際法違反であるとした判決を下し、そのまま確定している。

しかし、アメリカ政府は、原爆投下について正当化はしても、これまでに国際法違反と認めて謝罪したことはない。朝日新聞の08年3月10日付夕刊記事によると、それはアメリカの伝統的なやり方に沿っているらしい。https://www.j-cast.com/2013/08/30182648.html?p=all