「ネットで検索したら何でも見れる時代の終わり」

「ネットで検索したら何でも見れる時代の終わり」

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私が時々チェックしてるサイトが最近軒並みGoogle検索から排除されだしている。

昨日YouTubeで聖書の終末論を語ってる牧師が、私の動画はいつまで見れるかわかりません、と話していた。

あるキーワードやセンシティブな内容に触れると、そのサイトはGoogleやFB、YouTubeでマークされ、有害と判断されたら検索対象から除外される。

どういう記事か?
私が書いてるような記事です。

一昔前、私たちは情報のほとんどをTVか紙の大手新聞から得ていた。私たちはニュースやジャーナリズムが公平であり、出来るだけ正確に情報を伝えようとしてくれていると信じていた。それは例えばニクソンのウォーターゲートであったり、田中角栄のロッキード事件であったり、政治家の闇を暴くのがジャーナリズムなんだと。けれどもネットで世界中の情報が検索できるようになった時、ジャーナリズムにも反体制のものから全くの個人まで、様々な情報が視点を変えて提供されるようになり、実はTVや大手マスコミを通して世論誘導、世論操作というものが普通に行われて来たことを知るようになった。

例えば「アラブの春」と言われたアフリカから中東に連鎖した政変。民衆による民主化運動と世界に報道された。人々はFBなどを自分たちのプロパガンダのために多用した。しかしこういう指摘もされた。FBで架空のアカウントを大量に作り、政治を批判する。例えば米国CIAがそういうソフトを開発して架空のアカウントから、米国に敵対する国の政治家を攻撃する。米国のマスコミはそれを民主化運動だとニュースやネットに流す。そういうことが可能だと。

CIAのエドワードスノーデンが亡命して、米国がG20の首脳の通話やメールを盗聴していたことや、私たちの個人情報がビッグデータに抜き取られて保存されていること、日本のインフラにマルウェアを仕掛け、日本が米国に反抗したらいつでも日本をシャットダウンにできる。そういうことを暴露した。

しかしこういう情報がネットで検索できなくしたら、どうなるか?
人々は検索に引っかからない情報に触れることはできず、やがて忘れて行く。
その変わりこういうのを流す。それも大量に。

「トランプはロシアとつるんでいる。」
「プーチンは独裁者だ。」
「中国が米国の情報をスパイしている。覇権主義だ。」

人々は米国の諜報機関が何をしているかなんてことは知らない。マスコミにはスポンサーが付いているということも忘れる。ある偏向報道が大量に流されれば、人々はその報告を信じるのだ。

こないだ、れいわ新撰組の大西つねきさんが叩かれて除名されたニュースを書いた。れいわ新撰組でも彼を擁護する書き込みがたくさんあったが、「ナチス優生思想」という言葉が一人歩きして、とうとう彼の言論は封殺された。

ハーベストタイムの中川健一牧師は、この今世界に台頭している風潮が「キャンセルカルチャー」なんだと言っていた。

何かセンシティブな問題に個人意見を述べれば、「差別」「ヘイトスピーチ」「優生思想」とか言われて袋叩きに会う。米国のマスコミがリベラルなのは、トランプがマスコミで袋叩きにあって来たのを見ればわかるし、それがどんどん過激な攻撃になっていく。

そして次はネットで検索できなくすれば、その人を封殺できる。世論はよりリベラルな方へ誘導できる。

「地球温暖化」の情報を検索しやすくして、それに反論する情報を検索できなくする。「ウイルス陰謀説」を検索できなくして、そういうのは「フェイクニュースだ」とする記事を検索しやすくする。

妊娠中絶反対とか、同性婚反対なんてことは攻撃対象となる。「メリークリスマス」と言うと「他宗教差別だ。」「イエスを信じる者は救われる。」と言うと、信仰のない人々に配慮せよと検索対象から外される。

そんな時代が来る。

対策は何だろうか?
だから私も最近Googleだけでなく、D uckDuckgoなんかの検索エンジンを使い分けている。