「脱ドル化の加速」

「脱ドル化の加速」

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金が高騰している背景をFB記事にしましたけど、前から気にしていたのは現実に世界貿易における基軸通貨ドル💲のシェアはどうなっているのか。でした。

RTにちょうどその記事が出ましたのでご紹介します。

Google翻訳を下記に簡略化して掲載します。

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2020年7月29日19:06 / 5時間前に更新
バイバイベンジャミン! ロシアと中国が脱ドル化プロセスをスピードアップ:ほとんどの貿易はもはやグリーンバックで行われていません

RT
ジョニー・ティックル
米ドルの放棄について長年話し合った後、ロシアと中国は実際にそれをやっています。2020年の第1四半期に、国間の貿易におけるドルのシェアが初めて50%を下回りました。
調整の規模を示すために、ちょうど4年前、グリーンバックは通貨決済の90%以上を占めました。

モスクワの毎日のイズベスティアによれば、シェアは2018年の75%から46%に低下しました。非ドル貿易の54%は中国人民元(17%)、ユーロ(30%)、そしてロシアルーブル(7パーセント)。

国際貿易におけるドルの役割の減少は、主に米国と中国の間で進行中の貿易戦争のせいである可能性があります。米国の政治家が北京をCovid-19の深刻さを隠したとして非難し、ドナルドトランプ大統領が病気を「中国ウイルス」および「カンフー」と呼んだ後、両国間の関係はさらに悪化しました。

注)おそらく露中の対外貿易決済による%テージ

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ロシアは以前から米国による経済封鎖で、ドル決済の国際貿易を取る限り、米国のドル封鎖により、米国がいつでもどの国に対しても経済戦争を仕掛けることが出来ることを身をもって知っていました。そして現在の米国の最大の標的は中国です。この露中両国はこの事態を見越して、以前から金の備蓄に努めて来ました。米国ドルの価値は以前は米国が世界最大の金備蓄を誇る「金兌換制」に基づく基軸通貨、ニクソンが兌換制を廃止したニクソンショック以来は、サウジアラビア王国を取り込みペトロダラーシステムにより、米国ドル覇権は維持されて来たのです。米国ドルが世界貿易決済に使われる以上、世界の国は米国債を買い、米国のドル封鎖による経済制裁を恐れて立て付くことができませんでした。

それがトランプ政権により対中強硬策を機に一気にドル離れが起こっているわけです。トランプはドイツから米軍を撤退することを決めており、つぎは韓国、日本からも米軍を削減させることは間違いないと思われます。

トランプのアメリカファーストは、同時に世界における米国覇権を捨てることを意味し、それは国際政治における露中の台頭を許すことに繋がります。果たしてトランプの真意は何でしょう?彼の国際機関からの撤退や対中強硬策は逆に露中の結束と台頭を強化しているのです。