「金の高騰」

2020年7月26日

「金の高騰」

金が1オンス20万円に達しようとしている。背景はコロナウイルスによる世界経済の退潮、トランプ政権の世界からの撤退、米国覇権が中国の台頭により効力を減らしているからで、基軸通貨ドル💲覇権が揺らいでいるために、ドルに変わる資産保全として買われているからだ。金価格は5大銀行によって価格が毎日調整されているが、今まで欧米だけだったそこに中国の銀行が参入して来たことが大きい。

これがどこまで続くか定かではない。ドルに変わる基軸通貨の模索はある。FBが計画したが、世界が承認せず頓挫した仮想通貨リブラや、IMFが構想している多通貨バスケット制による新しいデジタル通貨。いずれにせよ世界が承認する新しい通貨が出現するまで、古今東西資産保全のため使われて来た金は、しばらく上がり下がりしながらも上昇が続くと思われる。

タイムズスクエア教会のデイビッドウィルカーソン牧師は1970年代から終末に起こるとみなされる預言的幻を連続で見てそれを公表したが、その中に金の高騰と、それに投資した人が損害を受けたことが含まれていた。これは世界がいずれドルでもなく金でもない、新しい価値交換のシステムを開発するということなのかもしれない。